ビザとボク その4 ~ホーチミンでベトナム支社の立ち上げに関わった頃の話~

2020年4月6日(月)

さてさて、世界中の才能ある外国人新卒と日本の企業をつなげる、東京の人材コンサルティング会社で働いていた頃の話の続きです。

国内の優秀な留学生、そして海外の優秀な学生のネットワーク作りを急ピッチで進めていた中、以前海外で働いていた僕に運よく(?)白羽の矢が立ち、ベトナム支社の立ち上げでホーチミンに赴任することになりました。
(当時すでに結婚していたので、僕、妻とトイプードル2匹連れての海外赴任です)

僕らは最初の1週間だけAirBnBで仮住まいを決めホーチミンに飛び、AirBnBのベトナム人宿主さんの紹介で、すぐにいいアパートメントを見つけることができました。場所はBinh Thanh Districtという、1区のLe Thanh Tonあたりからタクシーで10分程度北に向かったエリアにある、My Ducという川沿いの巨大ローカルアパートメントで21階建ての最上階。3 Bed roomにシャワールームが2つ、トイレが2つで約120平米、当時(2015年頃)の家賃で700USD/月。1年通じて風通しのよい部屋で赤道に近いホーチミンにも関わらずエアコンもいらず、 1階にはローカルのコンビニ、徒歩2分でファミリーマートもあり、非常に快適なプライベートを過ごしていました。最近はBinh Thanh に住む日本人の方も増えているようですが、1区や7区に比べると家賃相場も安く、中心地へのアクセスもよいので、特に単身者の方に強くおすすめできるエリアです。

プライベートと別途、仕事面は、会社登記、僕自身のワークパーミット、テンポラリーレジデンスカード(日本の在留カードみたいなもの)の取得を進め、最初は5区の古いビルにオフィスを構えて仕事をスタートしました。僕が働いていた会社は社内共通語を英語に設定していたので、英語の話せる第一新卒、第二新卒ぐらいまでのローカルスタッフを採用。多くの社員は留学経験はなくともyoutubeなどを通じて英語を覚えた向上心のある若者で、年齢も22歳~25歳ぐらい、毎日原チャリ+マスクで通勤して、本当に夜遅くまで働いてくれていました。

僕自身がバリバリ体育会系で学生時代からずっとリーダーシップを発揮してきた、というタイプでもなかったこともあり、リーダー像は常に模索していたのですが、ベトナム人と働くうえで人前では叱らないこと、そして、本人がいないときに他の社員の前で褒めることは常に心がけていました。

会社の立ち上げやスタッフのマネージメントに四苦八苦しながらも、東京本社からは嬉しいことに次々に受注案件の連絡が届きます。僕がいたホーチミン支社はベトナムだけではなく、タイ、インドネシア、フィリピンのTOP大学の優秀な学生とのネットワーク作りがミッションであったため、僕自身も他のベトナム人スタッフもリクルーターとしてASEAN各地を飛行機で飛び回り、大学を訪問、日本語学科の学生には日本語で、その他の専攻の学生には英語で日本就職に関するセミナーや懇親会を実施していました。

僕がプレイヤーとして回っていた国はベトナム、タイ、インドネシアだったのですが、これらの国のお話はまた次の機会に!

下の写真はベトナム勤務時代(2016年頃かな)、ローカルスタッフを集めて自宅でパーティーしたときの写真です。

ベトナムで働いていた頃の写真

過去の投稿はコチラ