ここ1週間の入国制限に関するニュース報道について

2022年4月9日(土)

入国制限

ここ1週間で入国制限に関するニュースが報道されていましたので、ちょっと補足説明させていただきます。

1. 政府、106カ国の入国拒否解除へ ビザ発給制限は継続

政府、106カ国の入国拒否解除へ ビザ発給制限は継続
2022年4月6日付 日本経済新聞

こちらのタイトルだけ読むと、入国拒否が解除になるポジティブなニュースのようですが、
入国拒否が解除になった国からの入国であったとしても2022年4月9日現在、
原則として「特段の事情」が認められて、査証(ビザ)を取得しない限り、入国はできないことに変わりありません。

最新の「特段の事情」について詳しく知りたい方は2022年4月8日付で入管の資料がアップデートされておりますので、コチラ(新型コロナウイルス感染症の感染拡大に係る上陸拒否措置等及び 外国人の新規入国制限の見直し)をご確認ください。

新規で入国し、日本で就労、留学予定の外国人のほとんどは、これまで通り、勤務先や教育機関が入国者健康確認システム(ERFS)で登録を行い、受入責任者になることで、「特段の事情」が認められ入国、という流れになるかと思います。

また、人道上配慮すべき日本人や永住者の配偶者・子などは入国者健康確認システム(ERFS)の登録を行わなくても、入国ができます。

2. 入国者数上限、1日1万人に引き上げ 4月10日から

入国者数上限、1日1万人に引き上げ 4月10日から
2022年4月1日付 日本経済新聞

こちらはポジティブなニュースとしてとらえて頂いて大丈夫です。
2022年4月9日現在、1日の入国者の上限は7,000人(日本人、外国人の再入国者、新規入国外国人を含めた人数)でしたが、
4月10日からはこの上限を1万人にまで拡大する、ということです。

実際に査証(ビザ)が発給されるかどうかは各国の大使館や領事館次第なのですが、上限人数が拡大=入国の要件を満たしている方の査証(ビザ)が発給されやすくなる、と考えて頂ければと思います。

なお、2022年3月の入国制限は1日5000人(途中から7000人)でしたが、実際に新規外国人が何人入国できていたかのデータはまだ発表されていません。

2022年4月中には3月分の速報値が発表されますので、1日の上限人数と実際の新規入国者数に関しても速報値が出次第、このブログで共有させていただきます。

キクチ行政書士事務所
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