在留資格/ビザの申請中、入管から突然の確認電話がきたらどうすべき?

2021年3月6日(土)

入管・大使館から確認電話

入管への【在留資格】の認定申請、変更申請、更新申請は原則書面での審査ですが、入管から突然電話があり、申請者や、採用した所属機関などに申請内容に関して確認の電話が入ることがあります。

突然、入管から電話が来たら緊張してテンパってしまいそう、という不安な方もいらっしゃるようですが、
入管からの電話は、不許可にするための確認ではなく、申請人を許可にするためのポジティブな電話、だと考えてください。

どんな時に、だれに電話がある?

入管はすべての申請に毎回電話確認を入れているわけではありません。

許可か不許可か判断がつかない案件に関して、判断材料のひとつとして情報を得るために、申請人や関係者に電話を入れているようです。

以下、電話の一例です。

【技術・人文知識・国際業務】の在留資格の申請している外国人就労者が、該当する活動が実際に行われるのか、確認するために所属予定機関に電話で確認
【技能】の在留資格を申請している外国人料理人が、許可要件を満たす職務経験があったのかどうか、確認するために過去働いていた職場に電話で確認
【経営・管理】の在留資格の認定申請している外国人経営者が、実際に主体的に【経営・管理】の活動を行うのか確かめるために申請人に電話
【日本人の配偶者等】の在留資格の認定申請している外国人申請者や申請人の家族に、結婚の実態について確認するために電話で確認

電話が来たら?

まずは落ち着いて対応を

突然、入管から電話があれば、何もやましいことがなくても緊張するものです。

まずは深呼吸するなり、心を落ち着かせて丁寧に対応するように心がけましょう。

事前に電話がくるかも、と心の準備をしておけば、いつ電話があっても慌てることはないかと思います。

落ち着いた電話対応
キクチ行政書士事務所
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いつ電話がきてもいいように心の準備を!
大事なのはウソをつかないこと

何か間違ったこと言ったら審査に響くのでは?と思ってナーバスになる方もいらっしゃいますが、
前述の通り、「許可」するための確認電話ですので、難しいことを聞かれるわけではありません。

申請人や関係者であれば当然知っているであろうことの事実確認を電話でするだけですので、
あまり心配されずに落ち着いてご対応してください。

一番やってはいけないのが、印象をよくしようと思い、とっさにウソをつくこと、です。入管職員の方は、在留資格審査の長年の経験がありますし、提出している書類内容との整合性が取れない場合、申請内容への疑義が生じてしまいます。

もし答えられない質問がある場合、分からないのであれば分からないと正直に伝え、今、回答できない理由も正直に答えるようにしてください。ウソをつくよりもよっぽど心証はいいはずです。

なお、入管からの電話があった場合、折り返しの電話は原則認めてくれません。入管側からすると、折り返しの電話の前に、誰かに確認するのではないかという懸念があるためです。

一回のやりとりで、質問に正直に答えるようにしてください。

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