夜はまだちょっと冷えるこの季節に、オリラジあっちゃんが語るスラムダンクの解説をyoutubeで見た話
2020年4月19日(日)
本日日曜日は、朝から気持ちのよい快晴。
昨日の嵐が、大都市の汚れた空気を一掃してくれたからか、東京とは思えないぐらい空気が美味しくて、新緑の匂いもいつもより感じられて、いい感じです。
さて、今日のお話は、昨晩youtubeで偶然見つけたオリラジあっちゃんによるスラムダンク解説動画。このブログのタイトルも過去最大級に長いタイトルになってしまいました。(関係ないけど、B’zのヒット作、愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない、ってタイトルもやたら長かったなあと、ふと思い出しました)
僕が生まれたのが81年、スラムダンクが少年ジャンプで掲載されていたのが90年~96年なので、もろにスラムダンク世代です。ジャンプで毎週、読みだしたのが、確か三井寿が湘北高校バスケ部を襲撃に行った頃だったと思います。そこから最後まで5年ぐらい、ほぼ毎週欠かさずジャンプで読んでました。
93年、僕が中学に入学した年はスラムダンク人気がうなぎ上りで、1学年250人中、なんと60名以上がバスケ部希望という異常事態。93年はJリーグも開幕した年でサッカー部も人気だったのですが、新入部員数だとバスケ部には負けていたはず。三浦カズや武田といったリアルのスター選手たちよりも、毎週20ページぐらいの紙面連載に凝縮された、ならず者たちのバスケ青春群像劇に、当時の中学生は心を躍らせていたわけです。
ちなみにオリラジあっちゃんも82年生まれでほぼ同世代。前々から、スラムダンク愛についてyoutubeなどで公言していたのですが、ここまでyoutubeで長時間、スラムダンクの細部に至るまで熱く語ってくれるとは思わなかった。作品への愛が強すぎて、感情が発する言葉を超越していくような、まさにトランス状態。
この作品は主人公の桜木花道に限らず、赤木、流川、三井寿、宮城リョータ、他、登場人物すべてのキャラ背景がしっかり設定されていて、どの人物にも愛情が沸いてしかたない。桜木花道や流川が入学するまでの弱小チームで辛苦をなめながらも人一倍厳しい赤木を信じてついてきた安田、潮崎、角田あたりも好き。
とくに安田は宮城リョータとの良好な友人関係を匂わせる箇所がいくつかあり、真面目な安田と、それと正反対の問題児、宮城リョータの関係性ができるまでのストーリーをスピンオフとかで見てみたい。
個人的にスラムダンクで一番好きなのが、道を踏み外しかけていた三井寿が更生後、昔の不良仲間、鉄男と街で遭遇するシーン。
自分と違い、光のあたる場所での活躍が期待される三井寿に対して、複雑な思いで接する鉄男が
「ま そっちの方が似合ってるよ おめーには」
「じゃあな スポーツマン」
ときれいな形で決別した鉄男の男気にも心打たれるし、それに対して
「じゃあな 鉄男」
とかつての仲間の複雑な思いを飲み込んで、別れを告げる三井寿。
そして複雑な思いの余韻を語るのが、
「夜はまだちょっと冷えるなー」
と頭をボリボリ掻きながら帰宅する三井の背中。
その後のチームの躍進の立役者となる三井が「過去」を背負って戦う覚悟を決めた瞬間を背中で見せつけられたようで、何度読み返しても深い味わいのある名シーン。
スラムダンクに関しては、ファンのみなさんそれぞれ思い入れがあると思うのですが、オリラジあっちゃんのスラムダンク解説は実に90分以上に及び、それでもハイライトの山王工業戦まで至らなかったため、もう1本、山王工業戦を中心とした動画をyoutubeにてこれから配信予定するみたい。芸人の解説と共に振り返るスラムダンクもなかなかいいですよ。