新型コロナ収束後の観光需要喚起「Go Toキャンペーン」がすでに海外で話題になっている話

2020年5月26日(火)

Go to キャンペーン

出典: Secret London に掲載された2020年5月22日付の記事

アフターコロナにおける旅行や飲食店需要喚起の施策として、賛否両論あるGo To キャンペーンですが、まだ確定前にも関わらず、すでに海外のメディアに出始めているようです。

SNSで拡散されていたを見かけたのが上記の記事ですが、記事内容を読むと旅行費の半額を政府が負担するプランについて記述されていますが、上限2万円という記述が見当たりません、、、

まだ本案の確定もしていないし、訪日外国人客にも適用するのか、旅行費はいくらまでカバーされるのかも未確定の状態ですが、中身うんぬんよりも、日本旅行に政府の補助金が出る「Go Toキャンペーン」の形だけ先走って話題になっているようです。

いい意味で考えると、今年訪日する予定だった外国人の訪日需要はいまだに高いのかもしれないし、2万でも補助金がでるのなら、話題のGo Toキャンペーンに便乗する方は増えるのかもしれません。

インバウンド事業に関わっている以上、僕個人としては期待したい施策ではあるのですが、日本のみんなの感情考えると、まだちょっと時期尚早かな、と思います。

2~3月あたりは日本を含めたアジアはコロナが危ないから旅行を控えようという雰囲気でしたが、コロナの収束に成功した日本にこれから旅行に行く事自体、観光客の視点からすると、リスクは高くなさそうです。

一方、訪日客が増えることで、なんとか収束したコロナが再燃する事を恐れるのは当たり前だし、まずは段階を踏んで、少しずつ外国人の入国を許可しながら、大きな第二波が発生しないことを見極めてからのGo Toキャンペーンでもいいんじゃないかな、と。

インバウンドが早く元通りになることを望みつつも、受け入れる日本側が不安のあまり差別的な態度取ってしまう、という事がないよう、ある程度不安を除いてくれるデータを国の方で示してくれるとありがたいです。

個人的には、この6月や7月に観光客受け入れを再開するスペインやギリシャがどうなるのか、注視していきたいと思います。

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