「3つの専門分野がある行政書士は食い扶持に困らない」説について考えてみた話

2020年5月5日(火)

例年通りであれば今日5月5日がゴールデンウィークの連休最終日。通常であれば、行楽地からの帰京組で、高速道路やら空港なら込み合っていたはず、、、ですね。

僕自身は毎年ゴールデンウィークの間に仕事が貯まるのが嫌だったので、休み中も1日か2日か出社するか、自宅で仕事をしながら、休み明けのタスク量の負担を減らすようにしていました。

さて、今日は今後のお仕事のお話です。行政書士の業務は官公署に提出する許可申請、権利義務に関する書類作成、事実証明に関する書類作成など多岐に渡りますが、「3つの専門分野があれば食い扶持に困らない」という話をよく聞きます。

僕自身インバウンド関連の仕事の流れから、ビザ関連の仕事がしたくて行政書士の資格を取った事、入管業務自体が、今後数十年間伸びしろのある業務だと思っていた事、そしてこの業務専門でやっていっている行政書士の先生方がたくさんいらっしゃる事もあり、「入管業務」メインでやっていき、余裕ができたら他の専門分野を作っていこうと考えていました。

考えていました、というのは、コロナショック以降、最初から3つの専門分野を作る想定でリスクヘッジをしないと今後も感染症の問題などが発生し、渡航制限が発生すると入管業務に著しく影響を与え、事業として厳しくなるだろうと考えを変えたからです。

僕自身が別途手がけている訪日インバウンド事業(訪日外国人シェフ向けの料理留学エージェントや、訪日外国人観光客向けの寿司作り体験事業)もこのコロナの影響をバッチリ受けてしまいました、、、

入管業務は中長期で考えると今後も必要とされる業務なので、行政書士業務の柱である事に変わりはないのですが、コロナなどの僕がコントロールすることができない外部要因に事業の行く末を左右されるリスクを抑えるべく、今第2、第3の専門分野も作る必要はあるだろうな、と。
(入管業務をメインに考えていた、僕以外の新人の行政書士の方も同じこと考えていると思いますが)

このコロナでニーズが高まっている給付金や補助金申請のサポートもひとつのアイデアで考えています。また、まったく趣向を変えて、「遺言・相続」業務に関しても少しずつ勉強をスタートしました。家族や親族の中でいつか自分も必要となる知識ですし、今はまだ若い層が中心の在日外国人にとっても将来必要となるサービスでもあるからです。本当はあと「民泊申請」とかも興味あったのですが、今この状況下ではニーズは全く期待できなそうですので、訪日観光客が戻ってからかな、、、

「自分の興味があり勉強が苦にならない」
「マーケットニーズが確実にあり、新規でも参入可能」
「インバウンドに何かあった時のリスクヘッジになりえる」

この3点の視点から、第2、第3の専門分野をこの緊急事態宣言が終わるまでに決めておきたいと思っています。

相続

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